ダメだと言われると、かえってやってみたくなってしまう…意外とあまのじゃくな
私たちの心ですが、それが例えば「毒だから食べてはいけない」だとしても、やはり人間は
興味を持ってしまうようです。
実際、毒キノコを食べたらどうなるのか?といったところに焦点をあてて
調べてみました。
Contents
テングタケを食べたらどうなる?
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
こちらがテングタケという毒キノコ。日本全国のクヌギ林やアカマツ林などで見られ
主に夏から秋にかけて発生するそうです。
さっそくですが、食べるとどうなるのか?
症状としては、食べてから15~90以内に腹痛・嘔吐・下痢などの胃腸炎のような症状が
現れ、2-3時間でピークを迎えます。
しかし過去に死亡例こそありますが、どうやら命に関わるほどの強力な毒ではないようです。
とはいえ、しっかりと大変な思いをする毒キノコですので、くれぐれも食べようとは
考えないでくださいね。
テングタケの食べ方ってあるの?
このキノコに含まれている毒の成分は、私たちが「うまい!」と感じる成分と似てる為、毒があってもおいしいと感じるようです。
さらに、命を落とすほどではないなら「チャレンジしてみよう!」と考える人もいらっしゃるようです。
とはいえ、毒キノコですからレシピはありませんでした。
が、色々調べた結果「バターソテー、オリーブオイルでソテー」して食べたという
お話がありました。
食べ方としては、やはりキノコだからか他のものと同じような調理がされるようです。
テングタケの仲間を紹介
このテングタケ、実はお仲間のキノコがだいたい毒キノコという、わりと危険な一族のようで食べられるものはほんの一部だそうです。ここではそのお仲間を紹介します。
イボテングタケ

引用:http://mushroomsindex.com/result0037.html
こちらがイボテングタケ、正直テングタケと見分けがつかないですね。
こちらがテングタケ

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
実際、ある時期まではこの二つは同じものとしてひとくくりにされていた為、古い情報だとそれぞれの特徴がごちゃごちゃになっているものもあるそうです。
現在では遺伝子解析で別のものと分かった為、別々に扱われています。もちろんこちらも毒キノコです。
ベニテングタケ

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
こちらは今までご紹介してきたテングタケやイボテングタケとは違い、見た目からして
毒キノコの雰囲気がただよってますね。
このベニテングタケを食べてしまうと、腹痛・嘔吐・下痢の食中毒の王道の症状が出ます。
がしかし、見た目は毒キノコですが持ってる毒はそれほど強くなく、食べる量にもよりますが、大体1日くらいで収まるようです。
先ほどご紹介したとおり、このキノコの毒成分もうまみ成分と似たものであり、かつキノコ自体の毒性もそれほど強くないことから、塩漬けなどの毒抜きで食べちゃう方もいらっしゃるそうです…。
タマゴタケ

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
最後は、このテングタケの仲間では珍しい毒のないもの、タマゴタケです。
といっても、先ほどのベニテングタケと似ているような…。
出始めたばかりは結構かわいい様子です。

引用:https://yamahack.com/651
名前のとおり、卵から生まれてきているように見えますね。
このタマゴタケ、見た目は結構キツい感じに見えますがご紹介した通り、食べられるものであり、レシピもちゃんとあります。
簡単にご紹介すると、ホイル焼きやオニオンスープ、炊き込みご飯など。
通販などでも取り扱っているようなので、もし興味がわいてきましたらチャレンジしてみるのもいい経験になるかもしれませんね。
「やってはいけない」をやってみる。今回のお話で色々と調べている間に、そのような
チャレンジ精神旺盛な方がこの世界にはいらっしゃるんだな、と強く思いました。
でも、「だから毒キノコを食べてみよう」という事が言いたいわけでは決してありませんので、このお話で毒キノコに興味がわいても、どうか食べようとしないでくださいね。
これ以外にも毒キノコについて調べてみました。よろしければ是非ご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!