何事にも興味が湧くのは素晴らしい事だと思います。が、その反面、興味本位で手を出したら恐ろしいことになる、軽い気持ちでやってみてはいけない事も少しはあるように思えます。
これからご紹介する毒キノコはまさに絶対に手をだしてはいけない、とても危険なキノコです。興味本位で食べてみた、なんて事をしたらものすごい後悔すること間違いなしです。
それでは、ドクササコという毒キノコについてです。
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ドクササコの症状・食べてみたらどうなるのか
引用:https://www.kinoco-zukan.net/dokusasako.php
名前で既に毒キノコとアピールしてくるドクササコですが、万が一食べてしまったらどうなるのか、早速その症状をご説明したいと思います。
まず現れるのが目の異物感や軽い吐き気、皮膚に感じる違和感です。それらの症状を経て
四肢の末梢部分(指先など)が赤く火傷のように腫れあがり、その部分に激痛が生じる…その痛みは赤く熱した鉄板を押し当てられるような痛み、とされているようです。
もう文字だけでキツイです。
さらに、この状態が昼も夜も関係なく、よくなるまで大体一ヶ月ほど続くそうです。
シンプルにいって地獄です。
ちなみにこの期間は、治療をしてこの期間というより有効な治療法が確立されていないので、自然に治るまで待つしかない期間が約一ヶ月のようなんです…。
ドクササコ、本当に恐ろしいですね…。
ドクササコ見分け方
少し話は変わりますが、そもそも単純な疑問としてなぜ毒キノコを食べてしまうのか。
実は今あるキノコのほとんどが毒があるかどうか分からない未知のキノコであるとか、「毒があるからこそおいしい」とあえて食べちゃうとかいろんな事情はあるのですが、原因の大部分が食用で似ているキノコがあるからなんです。

引用:https://www.kinoco-zukan.net/dokusasako.php
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引用:https://www.kinoco-zukan.net/kayatake.php
この2枚、違うキノコです。最初のものはドクササコ、次の写真はカヤタケというキノコです。
そっくりというか、もはや同じキノコにしか見えませんね。
一応カヤタケは食べても大丈夫なキノコに分類されているのですが、見分け方を調べてもハッキリしたことはわかりませんでした。
分かったことは、見分けようとせずに似ているものには全部手を出さないで、ということです。
また、このカヤタケは今は食べても大丈夫とはされてますが最近では毒の成分が含まれている事が判明したようです。どちらにせよ、避けた方がよさそうですね。
ドクササコとナラタケの違い
もう一つ、ドクササコと似ているとされているキノコをご紹介します。
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引用:https://www.kinoco-zukan.net/naratake.php
こちらはナラタケという食用のキノコです。
先ほどのカヤタケと違ってこの時点でなんとなく違いが分かるような気がします。
この2つのキノコに関しては違いがはっきりとあります。
特に傘の中央部がへこんでいる、という違いは一目瞭然ですね。
とてもわかりやすいです、全ての毒キノコがこれくらいハッキリした違いを持ってればよかったのですが…。
なお、このナラタケですが、ドクササコではない他の毒キノコとも似ているとされています。ナラタケを食べることがあったら注意が必要かもしれません。
日本で取れるキノコのうち、毒キノコと分かっているものは約200種類と言われていますが、その中でこれほどまでに地獄を味わう毒キノコはなかなかないんじゃないかと個人的に思います。
さすが名前に毒を冠するキノコです、ただ者ではありません。
これ以外にも毒キノコについて調べてみました。よろしければ是非ご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!