おいしい料理を食べられる事は、日本だけでなく世界共通の幸せではないかと
個人的に思っているのですが、そんな世界中の料理で出番のある食材の一つ・キノコ。
日本ではお吸い物などにもよく使われ、代表的なものといったらナメコやシメジに
なるでしょうか。そんな親しみのある食材に似た毒キノコがあるんです。
今回は、そんな食卓によく出るナメコやナラタケに似ているといわれるコレラタケについてです。
Contents
コレラタケの特徴と分布
引用:Twitter
こちらがコレラタケの写真です。見た目だけでいうと、あまり毒キノコ感はないように思えます。
このキノコは杉の木やおがくず、土やゴミ捨て場といった場所に発生します。つまり、そういう場所があれば日本全国どこでもお目にかかるチャンスはあるという事だと思います。
日本全国どこでもいそうで、かつ見た目も地味…となると、何となく口にしても大した事なさそうな気がしてしまいますが、要注意です。
名前であるコレラタケは、日本の法律で三類感染症という分類(かなり危険です)がされているコレラから来ています。
症状は食後おおむね10時間後にコレラのような激しい下痢が起こり、1日くらいでいったん収まる。が…その後2~7後に肝臓、腎臓などの著しい機能低下による肝炎や腎不全症状を呈し、最悪の場合、死に至ります。
見た目とは裏腹に、とても危険なキノコなんです。
コレラタケとなめこの見分け方
万が一にも間違えたくないのですが、不運にもナメコに似ていたりするんです。
見分け方としては、
①については写真ではかなり分かりづらいですが、ぬめりに関しては単純に
柄もぬめりがあるかどうかなので、それなりに分かりやすいと思います。
雨後の若いコレラタケは傘の部分にぬめりが出て、かなりナメコと似ているようですが
柄のほうにもぬめりが現れるかどうかで見分けがつけられるようです。
コレラタケとナラタケの見分け方
続いてはナラタケというキノコですが

引用:https://www.bepal.net/play/hunting/63131
こちらのナラタケ、炊き込みご飯やけんちん汁、または佃煮で使われたりと
かなり出番の多いキノコですが、もうパッと見で似ているように思えます。

引用:Twitter
こちらはコレラタケ
なかなか厳しいですが、見分け方は
以上の3つがポイントのようです。①と②については分かりにくいですが
③については、結構分かりやすいような気がします。
その特徴ある音から、ナラタケは地域によって「ボリボリ」と呼ばれていたり
するそうです。
よく似たキノコ、片方はおいしい食材だが片方は毒。もし間違えてしまったら…
そう考えると、そういった食材の選別ってかなりプレッシャーですよね。
普段の生活で私たちの食卓にはたくさんの食材が当たり前に用意されている、
それらを何も考えず食べられるのは、素晴らしい事ですね。
これ以外にも毒キノコについて調べてみました。よろしければ是非ご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!